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<毒物カレー>弁護側、無罪主張 最高裁で結審 春にも判決
2月24日20時34分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090224-00000097-mai-soci
98年7月に和歌山市で起きた毒物カレー事件で、殺人罪などに問われ1、2審で死刑判決を受けた林真須美被告(47)の上告審弁論が24日、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)で開かれ、結審した。弁護側は「被告に動機はなく、有罪の証拠は信用できない」と改めて無罪を主張し、検察側は上告棄却を求めた。判決期日は後日指定されるが、早ければ今春にも判決が言い渡される見通し。
被告の関与を直接示す証拠はなかったが、1審・和歌山地裁は02年12月、カレー鍋に混入された亜ヒ酸と真須美被告宅などにあった亜ヒ酸の同一性を認め、住民の目撃証言などから「混入できる機会があったのは被告のみ」と指摘。大阪高裁も05年6月、1審の認定を支持した。一方で1、2審とも「動機は不明」とした。
弁護側は弁論で「亜ヒ酸を同一とした鑑定には疑問がある。(1人で)混入したとされる時間帯に被告は次女と一緒におり、目撃証言は見間違い」と主張。検察側は「鑑定は合理的で、目撃証言は信用性が高い」と反論した。
夫を亡くした谷中千鶴子さん(71)と長女を亡くした鳥居百合江さん(58)が傍聴。閉廷後に代理人を通じ「怒りや悲しみを心に持ち続けた10年余りは長い日々でした。1、2審と同じ判決の出ることを心から願う」とのコメントを出した。【北村和巳、安藤龍朗】
<大麻汚染>深刻、アメ村の夜 「売っているの見た」「体験したい」若者の心を侵食
2月21日18時38分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090221-00000022-maiall-soci
大麻取締法違反容疑で逮捕された京都大学法学部2年の谷口将隆容疑者(20)。大阪府警南署によると、入手ルートについて「大阪・ミナミのアメリカ村のクラブで知人からもらった」と供述したという。夜も眠ることなく若者でにぎわう「アメ村」で今、大麻汚染が深刻化。谷口容疑者が大麻を手にしたとされるクラブに、逮捕後初めての週末となった21日未明、記者が入店した。【平野光芳、村松洋】
大阪市中央区西心斎橋のアメ村。昼はファッション店が通りを彩るが、夜はクラブやバーのネオンが街頭をわずかに照らす程度だ。
谷口容疑者が大麻を入手したとされるクラブはその一角にある。ビル3階で入場料(ドリンク1杯付き)3000円を支払い、2階のホールに向かった。
暗闇の中、フラッシュをたくような照明が繰り返され、大音量のヒップホップミュージックが耳をつんざく。天井が低く、たばこの煙が充満。午前1時ごろ、ホールを埋めた100人以上の若者が酒を飲みながら体を揺らす。半数以上が女性だ。耳元で大声を出し合わないと会話もできない。延々と続く音楽と視覚をマヒさせるような照明。だれかが大麻の譲渡をしていても、目につかない。
入店後1時間もすると、感覚が衰えて善悪の区別がわからなくなる気さえしてきた。谷口容疑者も同様の心境に陥ったのだろうか。
夜明け前、クラブから出てきた若者に大麻について聞いた。
カップルは「クラブ内で売っているのを見たことがある」と平然と証言。飲食店員の男性は「入手できるなら、体験してみたい」と語る。別の男性は「米国にいた時、クラブでみんな吸っていた。日本でも合法化したらいい」。嫌悪するどころか、大麻を支持する若者が多いのに驚いた。
一方、アメ村では、大麻吸引用のパイプなども堂々と売られている。雑居ビルの一室。看板には「大麻」の文字がある。ガラスケースに入ったパイプなどの吸引用具が並んでいた。価格は数百円から2万円を超えるものまで。店員は「たばこ用として売っている」と説明するが、「大麻はたばこより害が少ないとされる。使用を合法化すべきだ」とも語った。
◇用具も公然販売
アメ村を管轄する府警南署は大麻の取り締まりを強化する方針だ。同署によると、昨年1年間に摘発した23人のうち、ほぼ半数の11人がアメ村ルートで大麻を入手していた。
同署によると、アメ村には二十数店のクラブがあり、クラブ内で外国人などから大麻を譲り受けるケースが多い。路上で通行人が購入を持ちかけられることもあるという。また大麻吸引用具が公然と売られており、「アメ村は大麻を使用する環境が整っている」と分析する。京大生も大麻で摘発され、若者の大麻汚染がとどまる気配はない。
このため府警は「職務質問や検問強化などで、薬物の根絶を目指したい」としている。
警部が銃で自殺のふり 群馬県警「悪ふざけ」戒告処分
2月20日19時8分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090220-00000612-san-soci
拳銃を自分の頭に向けて自殺のふりをしたとして、群馬県警監察官室は20日、男性警部(53)を戒告処分にしたと発表した。監察官室の調べに対し、この警部は「(同僚の)職員の反応を見たかった」などと悪ふざけだったことを認めているという。監察官室は「悪ふざけもすぎる」としている。
監察官室の調べによると、警部は昨年10月中旬、警察署の拳銃庫内で、当直勤務につくために拳銃を着装する際、20代の同署員の前で、実弾の入った拳銃を自分の頭にむけ、「死んじゃおうかな」などと冗談で自殺をするふりをしたという。拳銃の装着に立ち会った署員が翌日、署長に報告した。
監察官室によると、警部は「非常に軽率な行為だった」と反省しているという。昨年は全国で警察官の拳銃自殺が9件と多発していた。
県警の井上行雄首席監察官は「誠に遺憾で、今後は拳銃の適正な取り扱いをさらに徹底し、再発防止に努めたい」と話している。